夢の花咲く

梶よう子

江戸時代後期の変わり朝顔作りと謎解きサスペンス

江戸の市井が良く描かれている

江戸時代の遺伝子研究はメンデルを遥かに凌駕している

もっとも豆の交配では

江戸時代の人は興味を持たなかったろうね

メンデルの法則にような

数式だけでは面白くないのだろう

同じ交配でも1000に一つ出現するかどうかの

変種を作る

実をつければ高く売れるその変種をもとに

新たな変種が作れる

実を付けなくても

1年だけの美を味わう

必然と偶然が混在する

またその朝顔が多くの人が作って

こずかい稼ぎにした人も多かったらしい

ばくちで身代をつぶしたひとも